LAC        宇都宮市 2011年7月竣工      

敷地は東方向に開けた見晴らしの良い高台にあります。しかし、南側には廃墟となっている建築。
また、風致地区であることや、急傾斜地条例に該当する敷地で斜線などの条件が厳しい場所です。

当初1階リビングを希望されていましたが、眺望を考慮し、リビングや水回りは2階に。
1階の事務所部分を道路から近い西側に配置、玄関ホールと階段を挟んだ東側に個室を配置しました。

将来的にご両親との同居も考慮に入れ、パブリック・プライベートの分離、眺望の確保、部屋数の確保など
33坪の小住宅とは思えないほどたくさんの要素をもりこんだ事務所併用住宅です。

施工は御親戚の小野岡塗装さんが担当されました。




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pic01 西側前面道路より建物本体を眺める。道路に対しては比較的閉じた表情を見せる。(竣工時)
pic02 1年が過ぎたころの写真。土留め壁が設けられ、駐車場のコンクリートが打たれ、植栽が植えられている。
pic03 2階リビングより、東側崖方向を望む。ナラの無垢材、エマルジョンペイントによる壁と建具。




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pic04 2階ダイニングキッチンより南側リビングを望む。1500mm以下を壁としたのは隣家を隠すため。
pic05 2階リビングから階段室と予備室を望む。キッチンは大工工事による製作。ナラ集成材とステンレス板。
pic06 2階予備室から階段室を通してリビングルームを望む。2重のガラスを通すので少し不思議な感じが。




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pic07 1階西側事務室部分。左側が玄関。写真には写っていないが手前に裏動線の扉も。
pic08 1階東側主寝室より、東側崖方面をみる。南・東面を大きくあけたオーソドックスな部屋。
pic09 1階廊下より玄関ホールを望む。左手東面が収納と個室への扉。生活感を感じさせないような仕様に。




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pic10 玄関から続く1階廊下の仕様。普段はこのように全てエマルジョンペイント仕上げの扉が続く。
pic11 東側主寝室への扉が開いた状態。
pic12 東側主寝室と東南側子供室の扉が開いた状態。
pic12 中央部分の収納扉もあけた状態。小物入れやコート掛が配置されている。そのほか階段下は土間収納。
pic12 2階浴室。木造建築なので漏水を考慮しユニットバスとしたが、このように隣家を意識せず緑が望める。

DATA
有効敷地面積 54.0坪 (178u)
基準法上床面積 33.8坪 (112u)   
建築設計監理;STUDIOPOH   
施工者;小野岡塗装株式会社(那須塩原市)     
写真 STUDIOPOH撮影



STUDIOPOH
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