GUC    SHOP&HOUSE  宇都宮市 2005年4月竣工    過去の資料はこちら  

宇都宮市郊外、台形敷地にたつ店舗併用住宅です。
看板や奇抜な形態によって目立たせるのではなく、建物本体が存在感を持つこと。
1/3が宙に浮いた白い塊と、水平連続窓によって存在感を示しています。

意匠上の要求をクリアするために構造事務所に特別の配慮をいただきました。
軽快にみせたいので階高を抑えるという要望に対してはラーメン&吊り構造を。
塗壁にしたいので層間変形角を押さるためにブレース構造を併用するハイブット構造を提案されました。

pic1 南東より pic2 メイン道路から pic3 南西より

1階店舗部分は既存店舗のおおらかなイメージを踏襲し、スノコ状の壁によって仕上げられています。
店舗内部については施主の自主工事となっており、ディスプレイにあわせ日々変化しています。
旧店舗に比べ天井高を確保し開口部を整理することで、より明るく軽快な雰囲気になるよう設計しました。

pic4 店舗引渡し時内観 pic5 店舗引渡し時内観 pic6 施主工事後

2階住居部分は、外部から生活感を感じさせないものであること。
雑多になりがちな生活部分は2F中央部に小コートをつくり、そこに向け開くことでゆるやかに隠しています。
リビングダイニングについては鉄骨構造体を見せ、ロフト的なイメージで仕上げています。

pic7 2Fリビング pic8 2Fコート pic9 コリドール&コート pic10 住宅玄関部分

子供室・和室等の個室は巾・奥行・天井高共最小限の寸法で構成されています。
水平連続窓からの採光と中庭への開口を設けることで開放感を確保しました。

pic11 2F子供室 pic12 2F和室 pic13 キッチンより
DATA
床面積 店舗部分21坪 住宅部分22坪  計43坪
構造  鉄 骨造ラーメンブレース併用構造2階建
施工 芳 賀屋建設(宇都宮市/相見積)  
構造設計 小 林構造設計室
2005年2月設計開始 2005年12月着工 2005年4月竣工

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